岡山県南東部に備前藩の武家の子弟の学校である閑谷学校があります。40年ほど前には中には入れなかったのですが今は中にも入れ時には体験学習もあるようです。
石塀に囲まれ清閑な地で立派な設備です。何百年が経っているとは思えないほど昔のまま保存されています。
これは学校の本体 講堂 です。小学生の頃の学校には講堂があって式、集会や学芸会に使用されていましたがここの講堂を見て講堂とは 講義を受ける場所 の意味だったのだなと認識しました。
講堂本体は国宝です。
周囲を石塀に囲まれていますが上部は丸みを出して何百年の風雪にも耐える立派な塀です。
学校の左手には小高い山を築いていますがこれは向こう側の火を使う宿泊棟からの防火壁だそうです。
屋根瓦は全て備前焼製です。これも長持ちさせているの要因の一つでしょう。
初めて講堂の中を拝見できました。ここで昔の子弟は正座して講義を聞いていたのでしょう。その声が今も聞こえそうな雰囲気です。 子曰く・・・
講堂の入り口の雨戸?は鉄の金具を使った開き戸です。
イグサで編んだ丸い座布団です。特別な体験の時に使うのでしょう沢山再現保管されています。
構内には学問の元祖の孔子を祭った孔子廟があります。手前の大きな木は櫂の木で秋には紅葉でライトアップもされます。昔から有りましたがもっと小さく有名ではありませんでした。
更に右に閑谷神社。創建した藩主池田光正公ら三代が祭主です。 広々とした静かな良い雰囲気ですね。
高校生の頃は郷里から近かったのでサイクリングで行ったり、写真を撮りに行ったりしてよく知った場所ですのであまり期待していなかったのですが国宝である講堂に入ることが出来たり綺麗に整備された緑等、改めて感慨が深くなりました。


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